なんだこの服だっせぇ・・・誰が着るんだよ。
はい、僕が着ていました。あなたの感想はなにも間違っていません。
申し遅れました。瞬です。
このデカデカと恥ずかしげもなく吊り下げられたクソダサい赤のパーカーは、僕が高校1年生の時に生まれて初めて買った服です。
・・・いや、僕も人間ですからそれまでも服は着ていましたよ?自分のお小遣いで買ったのが初めてだって話です。

とかいう世にも恥ずかしいセリフを堂々と友達に言って回った中学時代。ほんと黒歴史。
もちろん、当時身につけていたものは全部「オカンがデパートのセールで買ってきたやつ」。
そんなオタクが5年後には月間30万pvのファッションブログを運営しているわけですから、人生面白い。
瞬って誰?
当ブログ「メンズファッションの掟」は、これさえ守ればおしゃれになれる「メンズファッションの2つの掟」をベースに、メンズファッションの情報を分かりやすく発信しています。
もう早いもので開設して2年になりますが、おかげ様で月におよそ20万人もの方に見て頂いてます。本当にありがたい限り。
と、堅苦しい話はこの辺にして。簡単に自己紹介でも。
- 大学を休学してフリーランス
- 趣味はファッション、ブログ、ギター。
- とにかくマイペース。
ほんとどうでもいいことしか書いてないですね。
クソダサいオタク高校生が月間10万pvのファッションブログを運営するおしゃれ大学生になった話。

少しだけ自分語りをさせてください。
高校でできた初めての彼女
実はこんなクソダサいオタク高校生にも、彼女ができたんです。
本当に当時は休み時間は教室の隅で寝たフリしてるような冴えない陰キャ。正直今でも奇跡だったと思ってる。
彼女ができると、いくら今まで「服なんかいらねぇ!ゲームだゲーム!」って言ってた人間も多少は変わります。
さすがに大好きな彼女とのデートに、オカンがデパートのセールで買ってきた服を着ていくわけにはいかない。
そこで買ってきたのが、あの赤いパーカー。どこで買ったかなんて言わなくても分かるでしょう。某ユ◯クロに決まってる。
- ユニ◯ロのアウター。
- パーカー。しかも美しいくらいに鮮やかなレッド。
- そもそもダボダボでサイズ感なんて微塵も考えていない。
今考えると、「よくここまでダサい要素を集められたな。」と。
まぁそれでも当時はそれなりに納得して少ないお小遣いで買ったわけですから、

とか思ってたんでしょうが。
さて、いざデート当日。
実際ダサかったのは間違いないんだけど、所詮高校生だし、まだ付き合いたてのホヤホヤで彼女も優しかったので、

なんて面と向かって言われることは当然ありません。内心どう思っていたかはもう本人に訊かないと分かりませんが。
それでも、僕は気付いてしまった。
明らかに周りのカップルの彼氏と比べて、ダサい。
差は歴然です。知識なんてなくても直感的に分かってしまう。
このままではダメだ。そのうち彼女に振られてしまう。
おしゃれを研究し出す。
僕は、ガチガチの理系男子です。大学の専攻も物理系。
巷では「おしゃれはセンスだ!」なんて言いますが、どこまでも理系脳の僕は「センス」なんて曖昧な言葉は使いたくなかった。
おしゃれにだって、絶対に理論はあるはず。
そう。「センス」のない僕がおしゃれになるためには、おしゃれをロジカルに、頭で「理解する」しかなかったんです。
それから僕は、ファッションを勉強し始めました。
大学生になると、さらに私服を着る機会が多くなる。というか毎日ですよね。
おしゃれな友人のコーディネートなんかも見ているうちに、どんどん自分の中での「ファッション理論」が確立されていったんです。
そして、その膨大な量の「ファッション理論」を、僕はたった2つの「メンズファッションの掟」に集約した。
それが、
- メンズファッションの掟その壱、「モノトーン+1色」
- メンズファッションの掟その弐、「キレイめとカジュアルのバランスを取る」
なんですね。
当ブログでは、この2つの掟をベースにファッション理論を解説しています。
おしゃれは、毎日をほんの少し豊かにしてくれる。
僕の場合は、おしゃれをすることに明確な動機がありました。
大好きな彼女に振られないため。
おしゃれをする理由として「モテたい」ってやつは、大抵の男なら一度は考えることでしょう。
僕も昔はそうでした。
ですが、昔の僕みたいに「おしゃれなんてめんどくせぇ。」って思っているメンズがいるなら、ただ1つだけ伝えたいことがあります。
「おしゃれは、毎日をほんの少し豊かにしてくれる。」
ってことです。
例えば、
「あぁー、今日大学行くのめんどくせぇなぁ。」なんて時。
社会人の方なら毎日のお仕事。
そんな時、僕はこうやってます。
「でも昨日買った新しいニット着たいから行こーっと。」
実際に大学に着いてみると、お気に入りのニットを着ているからかなんだかご機嫌。
おしゃれをすることは、決して大きな幸せではありません。
ですが、あなたの持っているその服や靴、アクセサリーは、毎日の辛いことや悲しいこと、めんどくさいことを、
「楽しいこと」
に変えてくれる魔法のアイテムなのかもしれない。
少なくとも僕は、おしゃれをすることで毎日をほんの少しだけ・・・いいえ、かなり豊かにすることができました。
「昔の僕」のような人って、たくさんいると思うんです。あなたもそうですかね?
そんな人たちにも「今の僕」が感じている小さな幸せを感じて欲しいから、今日も僕はブログを書いています。