瞬です。
「量産型ファッション」って言葉、最近よく耳にしませんか?
「量産型」は、言い換えれば「ありきたり」ってことです。
メンズレディース問わず、今ドキの個性のないファッションをしている人たちを揶揄して使われる言葉ですね。
ですが、僕はこの「量産型」、悪くないと思うんです。
ある「工夫」をすれば、ですが。
今回は、量産型ファッションをおしゃれにする「ずらし」のテクニックについて、詳しく解説していきたいと思います。
量産型ファッションがダサくない理由!「守・破・離」とは?
量産型ファッションは、決してダサいファッションではありません。
むしろ、積極的に近づいていくべきファッションなんです。特に、おしゃれ初心者は。
ファッションに限らず、あらゆるスキルを習得する際の重要な考え方の1つに、「守・破・離」の法則ってやつがあります。
これは、
守:師匠の教えを守る
破:師匠の教えを守りつつ、徐々に破る
離:師匠から離れ、一人前になる。
っていう一連の流れのことです。
この法則は、勉強やスポーツ、芸術の分野など「習得できるもの」にならなんでも当てはまります。
もし知らない人がいるなら、この機会に是非頭に叩き込んでもらいたい。
さて、ファッションの話に戻ります。
ファッションにおいて「量産型」というのは、いわば「守・破・離」の「守」の部分であると言えます。
「量産型ファッション」というコーデの「お手本」を守り、真似することで、少なくともダサいとは言われない無難なコーデを作っているわけですね。
例えば、このコーデ。
量産型の基準は人それぞれですが、僕はこれは「量産型ファッション」の1つだと思いますね。
トレンドのキャメルのチェスターに、これまたトレンドの白のタートルネックを合わせ、下半身は無難にモノトーン。
勘違いしてほしくないのは、僕は決してこのコーデをdisっているわけではない。
むしろ誰がどう見てもおしゃれなコーデだと思いますし、実際僕も、「チェスター×タートル」のコーデは、別記事でもおすすめしています。
ただこのコーデは、まだまだ「守」の段階なんです。
ネットや雑誌という師匠に教えられた「チェスター×タートル」を真似しているだけ。
それじゃあ他の人と被って、「量産型」になってしまうのは当然ですよね。
それなら、まずは「破って」みましょうか。
「量産型+ずらし」はおしゃれファッションの大原則
「守・破・離」における「破」。
「師匠の教えを守りつつ、徐々に破る」んでしたよね。
例えば、先ほど挙げた量産型コーデ。
「キャメルのチェスター×白のタートル」って組み合わせが、いかにもって感じで量産型っぽさを出してます。
ボトムスを黒スキニーで無難にまとめている辺りも量産型ポイント高めですね。笑
さて、破ってみました。
「チェスター×タートル」って組み合わせは変わらないけど、全体的に暗めのカラーにするだけでグッと印象が変わりますよね。
なにより注目してもらいたいのが、ボトムス。
スキニーをテーパードにしてシルエットに緩さを出すだけで、簡単にコーデに個性を出すことができます。
このように、「量産型コーデ」に少しだけ自分なりの個性を入れたコーデを、僕は「量産型+ずらし」って呼んでます。
この「量産型+ずらし」は、「守・破・離」の大原則に則った、とても合理的なファッションの大原則であると言えます。
「量産型+ずらし」の上手い例
そうですね。「守」は真似するだけなので誰でもできますが、「破」は自分で考えないといけないため、少々センスが必要になります。
なので、今回はいくつかの量産型コーデを例に挙げ、そのずらしの上手い例を解説していきたいと思います。
デニムシャツ
この画像、有名ですよね。笑
文字通り量産型って感じです。死んでもこの中には入りたくない。
デニムシャツは、カジュアルにどんなコーデでも合わせることができるので、見事に量産型アイテムに成り下がってしまいましたね。
というか、やっぱり男はデニムが好きなんでしょうね。ジーパン同様。
では、これもずらしてみましょうか。
デニムシャツを、思い切ってオーバーサイズで着こなしてみましょう。
量産型から抜け出すには、思い切りが大事です。
これなら、同じデニムシャツでもしっかりと個性を出せていますよね。
と言っても、オーバーサイズでの着こなしはハードルが高いことも事実なので、ある程度勉強は必要です。
チェックシャツ
チェックシャツは、量産型というよりはもはや「ダサいオタクファッションの代名詞」になってしまっていますね。
量産型ファッションの末路を見ているような気がします。
そんなチェックシャツでも、おしゃれに着こなすことはもちろん可能です。
まず、よく見る赤の派手なカラーのものはやめましょう。あまりにも難易度が高すぎる。
これくらいの地味目なカラーなら、幾分か着こなしは簡単になります。
またこのコーデのように、インナーを裾から少しだけ出して、挿し色やアクセントとして使うことをレイヤードといいます。
レイヤードをするだけで、グッと洗練されたコーデになりますね。
チェックシャツをインナーとして使ってしまうのも良いです。
ニットのインナーとしてチェックシャツをちらりと見せるコーデは、個人的にはかなり好きですね。
まとめ
要点だけまとめて!
- ファッションには、「守・破・離」の法則が当てはまる。
- 量産型ファッションは、まだ「守」の段階である。
- ずらしを駆使して、「破」の段階に進むことが重要。
と言っても、はっきり言って日本人の9割は「守」の段階さえクリアできていないっていうのが現実です。
そんな人たちが「量産型はダサい。」なんて言っているのはもう滑稽としか言いようがありません。
この記事を読んだあなたは、もうすでに「破」の段階に足を踏み入れています。
そして、「離」の段階まで辿り着いた時、もうあなたは自分だけのファッションセンスを身につけ、当サイトに訪れることもなくなるでしょう。
・・・ずっと読んでもらえたら嬉しいです。ごめんなさい。