瞬です。
チェスターコートとステンカラーコートと言えば、今となっては秋コートのツートップと言っても過言ではないほどの鉄板アイテムですよね。
ですがこの二つ、いまいち違いが分からないって人も多いんじゃないでしょうか。
違い自体は分かってしまえば簡単な話なんですが、実はこの違いのおかげで着こなしも全く変わってきてしまうんですよね。
今回は、チェスターコートとステンカラーコートの違いはもちろん、それぞれの着こなしの違いまで詳しく解説したいと思います。
チェスターコートとステンカラーコートは襟が違う
まず、間違い探しです。
こちらがチェスターコート。
こっちがステンカラーコートになります。
いやまぁ、見出しに答えは書いてしまってるんですが。笑
そうですね、襟の形が全然違います。
よくチェスターコートは「ロング丈のテーラードジャケット」で、ステンカラーコートは「ロング丈の襟付きシャツ」だって例えられますね。
まさにその通りです。
生地の素材など細かいことを言えば他にもありますが、はっきり言ってこの二つのアイテムの違いは襟のみです。
ですが、この細かいように思える違いが着こなしに大きな影響を与えるんです。
ファッションはとても奥深い。
では、違いが分かったところで実際にそれぞれの着こなしを見ていきましょうか。
チェスターコートの着こなしが難しい2つの理由と解決策
基本的に、ステンカラーコートよりチェスターコートの方が着こなしが難しいです。
主に2つの理由があります。
チェスターコートは首元が寂しくなる
普通にチェスターコートを着ると、襟が寝ているために首周りが寂しくなってしまいます。
これが、チェスターコートを着ても「なんかパッとしない・・・。」ってなる一番の原因ではないでしょうか。
これを解決するには、マフラーを合わせるのが効果的です。
マフラーは首周りの寂しさをカバーしてくれるだけでなく、小顔効果もあるので良いこと尽くしです。
こちらの記事を読むとチェスターコートにマフラーを巻きたくて仕方がなくなると思います。
スタイルが悪く見えやすい
次の二つのコーデを見比べてみてください。
上がステンカラーコート、下がチェスターコートです。
この二つ、着丈は同じ膝上なのにステンカラーコートの方がスタイルが良く見えませんか?
チェスターコートはその襟の形のせいで、同じ着丈でもステンカラーコートよりスタイルが悪く見えてしまうんですね。
いくら目の錯覚だと言っても、ファッションは見た目が全てなわけですからこれは大問題です。
この問題を解決するためには、他のアイテムのサイズ感や配色を工夫してカバーする必要が出てきます。
この細かい工夫がおしゃれ初心者には難しく、「チェスターコートは着こなしが難しい」と言われる所以です。
つまり、チェスターコートは「着こなしをよく考えないとカッコよく着こなせない上級アイテム」であると言えるわけです。
特に、スタイルがあまりよくないメンズだと、チェスターコートの着こなしはかなりハードモードになってしまいます。
ステンカラーコートは初心者におすすめのコート
ステンカラーコートは、チェスターコートに比べると着こなしはグッと簡単になります。
なぜなら、チェスターコートのように独特な襟の形はしておらず、とても無難なアイテムだから。
襟も最もオーソドックスな形で、無駄な装飾も全くない。
このシンプルさが、なによりも着こなしが簡単である理由ですね。
ですが、唯一のデメリットとして「シンプルすぎるが故に街着感を出すのが難しい」ってのがあります。
元々はビジネスウェアですから仕方ありませんね。
こういう時こそ、メンズファッションの掟その弐、「キレイめとカジュアルのバランスを取る」の出番です。
上手くカジュアル要素を取り入れることで、街着感を出すことがステンカラーコートの着こなしのコツになります。
また、ステンカラーコートはショート丈のものをおすすめします。
ショート丈は良い具合にカジュアル感をプラスしてくれて、あまりスタイルが良くなくても着こなせる無難アイテムだからですね。
ステンカラーコートは、初めてコートを買うのにぴったりの初心者用のコートってわけですね。
その中でも僕はネイビーのステンカラーコートをおすすめします。
まとめ
要するに、
- チェスターコートは工夫すればめっちゃカッコイイ上級者アイテム
- ステンカラーコートは誰でもそれなりにカッコイイ初心者アイテム
であると言えますね。
無難おしゃれを推奨する当ブログではステンカラーコートをおすすめしたいですが、そのうち上級者アイテムであるチェスターコートにも挑戦してもらいたいですね。
チェスターコートの着こなしには、こちらの記事も参考になります。