瞬です。
僕は、おしゃれやファッションが大好きです。
まぁ、そうじゃなかったらこんなブログずっと書いてるはずありませんからね。
僕はこのブログを主に、「おしゃれになりたいけどどうしたらいいのか分かんない。」って人に読んでもらいたいと思ってます。
ですが、よく考えるとそもそも「おしゃれになりたい。」って思えない人はどうすればいいんだ、って。
僕は、バリバリの理系人間です。
意味のないことはやりたくない。
ということで、今回は「人がおしゃれをする意味」について自分なりの考えを述べていきたいと思います。
マズローの欲求5段階説とは?
ひどいなぁ。僕だってたまには他のブロガーさんみたいに知的な感じ出していきたいんだよ。
と言っても、かなり有名な話なので知っている人も多いかと思います。
マズローは、「人の欲求には5段階あって、そいつらはピラミッドみたいに積み重なってできてるんだよ。」って言ってます。
ピラミッドなんだから、土台である下の方がしっかりしていないとすぐに崩れちゃいますよね。
で、その土台である下の方の欲求っていうのが、この3つ。
- 生理的欲求:食べたい、寝たいってやつ。猿と同レベル。
- 安全欲求:その名の通り安全でいたい。生きていたいってやつ。
- 社会的欲求:友達欲しい。孤独は寂しい。
まぁ、下の方なだけあって大抵の人は満たしているんじゃないでしょうか。
あ、社会的欲求怪しいですね。僕友達いないし。(やばい
じゃあ、本題である「おしゃれをしたい」ってやつはどこに当てはまるの?って思いますよね。
その上です。残りの2つ。
- 尊厳欲求:人に認められたい。すげぇって言われたい。
- 自己実現欲求:自分の力でなにかを成し遂げたい。
当然ですよね。食べるものもなくて死と隣り合わせの無人島サバイバル生活では服なんてどうでもよくなる。葉っぱ一枚あれば良い。
おしゃれをしたいってのは、意外と贅沢な欲求みたいです。
これでは確かに、「おしゃれなんて意味ないっしょ。」って人がいるのにも納得いきます。
マズローの欲求5段階説から人がおしゃれをする意味を考えてみた。
なら、この理論をもっと掘り下げていけば、人がおしゃれをする意味が分かるんじゃないか?と。
ポイントは、「尊厳欲求」と「自己実現欲求」ですよ。
考えてみましょう。
尊厳欲求
尊厳欲求は、次に述べる自己実現欲求よりも、ピラミッド的には下にあります。
ということは、「おしゃれをしたい。」って欲求はここから始まる人が多いわけです。
まぁ、男とか女に関わらず、やっぱ一番多いでしょう。特に男の方が強いですかね。
モテたいんじゃあああああ!!!!!
ってやつ。ほんとね、モテたい。女の子大好き。
ちなみに僕がおしゃれを始めたきっかけは、「大好きな彼女に振られたくなかったから」です。
これも言い換えれば「モテたいから」ですよね。いや、もっとネガティブなものな気はしますが。
実際大学とかでも女の子にキャーキャー言われてるやつらっておしゃれですしね。
社会人になるとまた変わってくるんでしょうか。
尊厳欲求はなにも異性だけではありません。
「同性にもモテたい、一目置かれたい、おしゃれって思われたい。」っていう感情だってあります。こっちは女性の方が多いかもしれませんね。
SNSとかで自撮りを上げる女性が多いのも、これですよね。女性はこうやってコミュニティを構築する人が多いらしいです。
なんにせよ重要なことは、尊厳欲求は「人から見られることを考えている」ってことです。ちょっと難しい言葉を使うなら「他者中心」。
自己実現欲求
一方、自己実現欲求は、尊厳欲求よりもさらに上の欲求。
マズローによると、人間が感じる最上級の欲求らしいですね。
ファッションは自分自身が楽しむことがなによりも大切。なんならファッションで価値を生み出したい。モデルさんになりたい。って段階。
まぁここまではなくても、「単純にファッションが好きでおしゃれをしてる」って人は既にこの段階に到達していると思います。
敢えて語弊を生みそうな言い方をすると、自己満足。
尊厳欲求と大きく違うところは、「自分が中心である」ってことです。
これ、おしゃれですか?
少なくとも、僕はそうは思えません。街でこの人が前から歩いてきたらとりあえず長めに距離を取るか写真撮ってツイッターにでも上げればバズる。
ですが、これも有名なファッションモデル。本人はおしゃれだと思っているし、これを見ておしゃれだと思う人も一定数いるはずなんです。
ただ、どう考えても「人から見られること」を第一には考えていないですよね。
少なくとも見た人の9割以上が「変だ。」って思うスタイルをしているわけですから。
だって、このブログでも何度も伝えています。
本気で「モテたい」、「同性から認められたい」って思うなら、
こういうシンプルなファッションをすることがベストであることは変えようのない事実です。
そうなんです。一番のポイントはここなんです。
入り口はなんでもいいけど、最後は自己実現欲求を満たせ。
僕のブログでは、基本的にはシンプルで、無難なファッションを紹介しています。
先ほど挙げたような奇抜なコーデの話はしていませんよね。
なぜか。
冒頭にも言ったように、このブログは「おしゃれになりたいけどどうすればいいのか分かんない。」って人がターゲットだから。
この人たちはまだ「尊厳欲求」に達するか達しないかの段階なわけだから、まずは「他人に認められる」ファッションをしてもらうのが先ってわけです。
まずは、万人ウケする「おしゃれのテンプレ」を覚えてもらう。
だけど、それだけじゃいけない。まだ「上の段階」が残っている。
おしゃれを好きになってもらって、「自分らしいファッション」ってものを手に入れる必要がある。
つまり、
尊厳欲求:テンプレ、量産型ファッション
自己実現欲求:自分らしいファッション
ってことです。
別に、おしゃれをするきっかけはなんでもいいんです。モテたいでも、同性に認められたいでも、自分を変えたいでも、なんでもいい。
だけど最後の最後は、おしゃれで「自己実現」をしてほしいんです。おしゃれを好きになってほしい。
「好きこそ物の上手なれ。」
人の目を気にして人に気に入ってもらうためにおしゃれをするのと、ただ単純に自分が好きでおしゃれをするのでは、成果は全く変わってくるはずです。
決してテンプレ、量産型が悪いとは言っていません。むしろおしゃれの入り口としてはベストな選択だと思います。
だけど、それだけじゃつまらないなって思うんですよね。
まとめ
僕のブログの他の記事を読んでくださっている方は、「こいつ、突然哲学し出したぞ。なんかあったのか。」ってお思いでしょう。
そう、なにかあったんですよ。
僕は今までこのブログを、とにかく徹底して「読んでくださる読者様ファースト」で書いてきました。
読んでくださる方になにか価値を受け取ってもらって帰ってもらう。あわよくばファンになってもらう。
そのおかげかどうかは分かりませんが、今では毎日かなりたくさんの方に当ブログを読んでいただいています。ありがたい限り。
ですが、僕は気付いたんですね。
「価値を与えること」を重視しすぎて、「自分が本当に書きたい物を書けていなかった」んじゃないかと。
もちろん読んでくださる方に失礼のないように「価値」は生みだしていきたい。
だけど、その上で「自分が書きたい物」を書くことも忘れてはいけない。本来ブログってそういうもの。
まさに僕も、「尊厳欲求」から「自己実現欲求」の転換期に足を踏み入れたってわけです。