瞬です。
去年から引き続き、今年の春も根強く続いていたma-1のトレンド。
ピーク時ほどではないものの、まだまだメンズファッション界では無視はできない存在ですよね。
そんなma-1ですが、ミリタリースタイルのどちらかというと個性的なアイテムのため、いまいち着こなしが分からないって人も多いのではないでしょうか。
ma-1の着こなしにおける一番のポイントは、ずばり「サイズ感」です。
今回はメンズのma-1のサイズ選びで重要な3つのポイントを解説していきます。
目次
ma-1はサイズ感が命
ma-1はいわゆる軍服がモデルなわけですから、機能性に優れ、実戦の場で最高のパフォーマンスを発揮することを目的として作られています。
確かにma-1のデザインは戦場でも目立ちませんし、動きやすく、丈夫です。
ただ・・・

https://www.jalana-web.com/GOODSDETAIL-5648
違う。そうじゃない。どう見てもダサい。
今は令和の日本の話をしているのです。少なくとも僕たちが生きているうちには戦争なんて起こらないと信じています。
今の時代にma-1を着こなすには、この独特のミリタリー感を残しつつ、その上で今風にアレンジすることが重要になってくるわけです。
ところでこのモデルに忠実なma-1がダサい理由、何か分かりますか?
他にもたくさんありますが、一番の原因はサイズ感なんですよね。
この広い肩幅と太い袖口、そしてインナーがほぼ隠れるくらいの長い着丈。
これでは到底今風のファッションをすることはできません。
メンズのma-1のサイズ選びで重要な3つのポイント
では、具体的にはどの辺りに気をつけてアイテムをチョイスし、着こなせば良いのか。
順に解説していきます。
肩と腕はとにかく細身を目指す

http://wear.jp/genji/6301993/
こういうma-1が今は一般的ですが、よく考えるともうほぼ原型を留めていないですよね。
無駄な装飾を捨てて、ルックスを追求して今風にアレンジし続けた結果、こういうシンプルなデザインに落ち着いたわけです。
そして注目して欲しいのが、肩や腕などのサイズ感。
さっきのma-1と比べると、随分とほっそりしましたね。
今風なファッションの特徴の一つに、細身のスタイルがあります。
昔よりもスタイルが良くてすらりとした細身のメンズが増えたからですね。
そのため、本来のma-1のようなモデルは、今ドキのおしゃれなメンズには受け入れられにくくなったわけです。
今はこういった細身のma-1がほとんどではありますが、しっかり試着をしてジャストサイズを選ぶことはファッションの基礎です。
インナーの丈はma-1より少し長め
モダンなma-1の特徴として、なんといっても裾の着丈の短さが挙げられます。
この部分が最もma-1らしい部分で、ここが長いとその辺のスポーツジャケットと変わりませんよね。
そうなると気になるのが、インナーとのバランス。
アウターが短いから合わせてインナーも短めにするのか、それとも思い切って出してやるのか、最初は迷いますよね。
インナーの裾丈は、ma-1より少し長めにしましょう。いい感じに。
いい感じってなんだよって言われてもいい感じはいい感じです。

http://wear.jp/fukugaskipoolkk/9248602/
長すぎるとどうしてもだらしない印象になってしまいますし、

http://wear.jp/hthayato17/6397210/
ma-1よりインナーの方が短いのは、いまいちma-1の良さを生かしきれてません。

http://wear.jp/genji/8091720/
長すぎず、短すぎず、いい感じに。
具体的には、大体10cmくらい出す感じでしょうか。
自分の体型とのバランスもありますので、この辺りも試着時にチェックできると良いですね。
ちなみに僕は、ヘインズの白Tを愛用しています。
メンズの白Tに迷ったら、とりあえずこいつにしておけばまず間違いない。
ボトムスはキレイめなものを選ぶ

http://wear.jp/genji/8286249/
ボトムスも忘れてはいけません。
ma-1はどれだけモダン風にアレンジしたと言ってもミリタリーアイテムなので、カジュアル要素がかなり強めです。
なので、メンズファッションの掟その弐、「キレイめとカジュアルのバランスを取る」から考えて、
ボトムスにはキレイめアイテムを持ってくる必要があります。
そこで圧倒的におすすめなのが、黒スキニーですね。
ma-1コーデでも、黒スキニーは安定の大活躍です。
もしもまだ黒スキニーを1本も持っていないなら、まずD collectionの黒スキニー を手に入れてください。
メンズファッションの土台となる部分なので、これが無いとコーデが台無しになってしまいます。

縦のレイヤードでボリューム感を出す

http://wear.jp/genji/5212730/
また、ma-1コーデにぴったりなテクニックとして、縦のレイヤードがあります。
ma-1の着丈の短さは独特で良いんですが、少し上半身のボリューム感が足りなくなってしまうという欠点があります。
ファッションのテクニックの1つとして、「インナーの下からもう一枚インナーをちらりと出す」、レイヤードってやつがあります。
こいつが、ma-1の首元の寂しさを上手くカバーしてくれるんです。
インナーの白Tシャツは暗めのコーデの挿し色の役割も果たしてくれるので、とても効果的ですね。
「レイヤードなんかしたことねぇよ!」ってメンズは、まずこっちの記事を読んでくださいね。
レイヤードは、メンズファッションにおける必須テクニックの1つです。
まとめ
ここまでサイズ感について掘り下げた記事は珍しいですが、それぐらいサイズ感はファッションにおいて重要なポイントだってことです。
なんでもないシンプルなアイテムなのにおしゃれに見える人は、大抵サイズ感が完璧なんですよね。
そして、実はおしゃれ初心者ほどデザインやカラーを重視してサイズ感をおざなりにします。
「おしゃれは足元から」ならぬ「おしゃれはサイズ感から」ですよ。