瞬です。
ma-1の裏地、見たことありますか?
着たことがある人はもちろん知ってると思いますが、外から見てるだけではどうなってるか知らない人も多いかもしれませんね。
ma-1の裏地って、実はオレンジ色なんです。
「えぇっ!?」って思った人も、「そんなの知ってるわ」って思った人もいるかと思います。
ですが、その「理由」を知っている人ってどれくらいいるんでしょうか?
この意味ありげなオレンジ色。
理由も知らずに着ていては少し恥ずかしいですね。
今回は、ma-1の裏地がオレンジである理由と合わせて、よくある「ma-1のオレンジってダサくない?」って疑問にも答えていきたいと思います。
ma-1の裏地がオレンジ色である理由
右がma-1の表側、左が裏側になります。
俗に言うリバーシブルですね。どっち側でも着れるように、ジッパーの引き手も両側に付いてるんです。
でも、なんでこんな作りになっているんでしょうか?
それは、ma-1の起源に由来します。
元々ma-1は軍用服。戦闘に特化したデザインで、機能性に優れたディテールがたくさん施されています。
そのうちの1つが、裏地のオレンジ。
遭難時に裏返してオレンジにすることで、上空のヘリからでも探索しやすくするための工夫なんです。
普段は目立ちにくい迷彩色で、遭難時には目立ちやすいオレンジ。
なんとも考え抜かれてます。
いや、ないですね。どう考えてもない。
源流のma-1のデザインは、あくまで「機能性」に特化したものであり、「デザイン的なかっこよさ」は全く求めていない。
ここがポイントなんです。
ma-1の裏地のオレンジはダサいのかどうかって話
ごもっとも。
冷静に考えれば、ma-1の裏地のオレンジはデザイン的にダサいとしか言いようがない。
仕方ないんです。
源流のma-1は「デザイン的なかっこよさ」を全く考えていないわけですからね。戦闘に勝てればそれでいい。
でも、これじゃ納得いかないですよね。
僕たちはおしゃれになりたくて、モテたくて服を着るわけです。誰もサバイバル時の機能性なんて求めていない。
なら、どうすれば良いか。
取っ払っちゃえばいいわけです。
今ドキメンズはディテールが少ないma-1を選ぶ
今ドキメンズは、できるだけディテールが少ないma-1を選びましょう。
ディテールとは、いわば装飾のこと。
裏地のオレンジに限らず、胸元や肩にデカデカと付いたワッペンや、腕に付いたなんかよく分からない赤いタグみたいなやつ。
これらのディテールは、全て戦闘用として意味があって付けられているものであることは間違いありません。調べてみるのも面白いかもしれない。
でも何度も言うように、平成の日本に住む僕たちは「戦闘」はしない。恐らく。
ということで、デザイン的にダサいだけのゴチャゴチャしたディテールは、全部取っ払っちゃいましょうって話です。
これが、今ドキメンズのma-1。
もはや原型を留めていませんよね。
裏地は見えないけど恐らく普通の黒。ワッペンもタグもない。というかそもそも表側のカラーがブラックという変わりよう。
でも、これが正解なんです。
ma-1がトレンドだからと言って、ディテールの派手な源流ma-1を着たところで当然女の子にはモテませんし、男にも笑われておしまいでしょう。
メンズファッションの基本は、何と言っても「シンプルイズベスト」ですよ。
まとめ
要点だけまとめて!
- ma-1の裏地がオレンジなのは、元々軍服であったことの名残。
- ma-1の裏地のオレンジは、明らかにデザイン的にダサい。
- 今ドキのメンズは、シンプルなma-1を選ぶべし。
1つだけ補足しておきたいのが、僕は決して裏地のオレンジやワッペンが付いた「源流ma-1」を否定しているわけではありません。
こういうファッションが好きなミリタリー好きの方も一定数いますからね。
ただ、「決して万人受けはしないよね」って話。
「メンズファッションの掟」からは大きく離れたアイテムのため、当ブログではおすすめしません。