ショッピングは、恋愛だ。
瞬です。
冒頭から気持ち悪くてすいません。ちなみにこの記事書いてるのは午前11時。大真面目です。
服の選び方がわからない。
これは、ファッション初心者はもちろんのこと、中級者にとってもよくある悩みです。
ショップに行って、良い感じのアイテムを見つけて試着して、悩んで悩んで1つのアイテムを買う。
もうそれから1週間経つのに、なぜかその服をまだ1回くらいしか着ていない。
買う時は自分なりに納得して、お気に入りの1着を選んだはずなのに。なんでなんだろう。
めちゃくちゃありがちですよね。僕もよくありました。
でも今となっては、そういう「服選びで失敗する」ってことが、ほぼ無くなったんですよね。
なぜ人は、買い物で失敗するのか。
その答えは、とてもシンプルです。
一目惚れをしていないから。
こんなあなたに読んでほしい
- まだファッション初心者だから、服の選び方がさっぱり分からない
- それなりに服は買うけど、買い物に失敗することがよくある
ただ「一目惚れ」するまでショップをひたすらはしごする
僕はショッピングをしている時、マジでほとんど頭が働いていません。
ただひたすらショップをはしごしながら片っ端からアイテムを見まくって、その至高の瞬間を待ち続ける。
一目惚れと言うと、やっぱり僕たちが真っ先に思い浮かべるのは「恋愛」でしょう。
決して、恋愛において色々細かいことを考えて打算的に進めることが悪いことだとは思いません。
ただ、少なくとも買い物においては、僕は「自分の直感を信じて一目惚れに身を委ねる」方が失敗が少ないように思うんです。
いやそりゃあもちろん、コーディネートやアイテムの質なんかを考えることは、ファッションにおいては重要です。
僕だって一目惚れをした服が自分の持っている服と合うかどうかは一応考えるし、あまりにも生地や縫製の質が悪ければ購入を見送ることだってある。
ただそれは、あくまで「一目惚れをした後」に考えることです。一目惚れが大前提。
だってどれだけ人に似合ってると言われても、自分が大して好きではない服は買わないでしょう。買うべきではない。
自分がその服を好きであること。見ているだけで、着ていてわくわくするような服。そういうものを身につけていないと、ファッションが何かとても薄っぺらいものに見えてくる。
一目惚れをせずに買った服は、数週間でタンスの肥やしになる
店に入ってすぐに出会って「これだ!」と感じて、試着もそこそこに秒速で買ったアイテム。ショップの滞在時間は5分弱。
これは少なくとも1年は愛用しますね。メンテナンスだってしっかりやる。
一方、あらゆるショップを回って疲れきって、やっと良い感じのアイテムを見つけた。でも迷うなぁ。
試着して、生地感もしっかり確かめて、20分は店員さんを待たせ続けて買ったアイテム。
これはまぁ、ワンシーズンも持ったら良い方でしょう。下手をすると、家に帰って着てみたらなんか違うってなるやつ。
だって、一目惚れをしていないから。
結局そのアイテムがお気に入りの洋服になるかどうかは、「自分が本気でそれを好きであるかどうか」。これだけなんですよね。
好きかどうかなんて、直感なんです。20分も確かめなくても分かる。出会った瞬間に、自分の感覚が教えてくれる。
ほら、もはやこれはライクではない。ラブですよ。広い店内からたった1人のタイプの女の子を見つけるかのようにショッピングするんです。
まぁ、僕は女の子に一目惚れをする感覚なんて一度も味わったことないんですけどね。
コーデの脇役となる「基本アイテム」は別で持っておく
と言ってもこんな話をすると、必ずある疑問が出てくる。
そうなんです。
自分が一目惚れするものって、良くも悪くも「少し主張の強いもの」になりやすい。何の特徴もないアイテムに一目惚れすることは少ないですからね。
でもその主張の強いアイテムだけでコーデを組んでしまうと、全部が主役になってしまって、どうしてもコーデが上手くまとまらない。
コーデの脇役となる「基本アイテム」は、別で持っておかないといけないわけです。
これは、ファッション初心者の段階の話ですね。まだこの辺りを知らないって人は、まずここから。
- 無地白Tシャツ
- 黒スキニー
- モノトーンの靴
- グレーパーカー
- 白ニット
あらゆるメンズコーデに使える超基本。「基礎アイテム」です。
この辺りを使ってコーデを組んでおけば、マジでそれだけで60点は取れる。
ただ、ずっと60点で満足はできないですよね。できれば80点は取りたいところ。
なら、どうすれば良いか。
これらの基本アイテムに、自分が一目惚れしたアイテムを+αすれば良いんです。
なんの特徴もない無地白Tシャツの上から、お気に入りのジャケットを羽織ったり。
これまたなんの特徴もないグレーパーカーに、一目惚れして買ったコートを。
基本アイテムでコーデの土台となる部分は既に作ってるから、あとは少し主張のある、大好きなアイテムを合わせるだけで良いんです。
この辺りの話は、別記事でも詳しく解説しています。
ここまでできれば、もうあなたは十分メンズファッションを楽しんでいます。
何も難しいことはないでしょう?
まとめ
これだけは伝えたい
- 服の選び方は、「ただ一目惚れするまでひたすらショップをはしごする」だけ
- 特徴の少ない「基礎アイテム」で作った土台の上に、お気に入りのアイテムを+αする
毎日、自分が大好きなものだけを身につける。
これって当たり前のようでいて、実は大半の人ができていない。
本当にお気に入りの服を着ている時の高揚感は、格別です。マジで普通に街を歩いてるだけでアドレナリンがドバドバ出る。
そしてそんなお気に入りの物を探すショッピングも、また同じくらい楽しい。
「女の子にモテるためのファッション」が決して悪いとは言いません。僕も男ですからね。
でもそんな人もいつかは、その先の段階。「人生を豊かにするファッション」をしてほしい。
そもそもファッションって、本来はそういうものだったはずです。